借金の保証人が死亡した!相続人がとれる2つの対策

親が借金の保証人になっている場合、親が死亡すると借金の保証人という立場も相続することになります。

保証人になると、借金をした本人が死亡または支払い不能となった場合に、借金の残額をすべて返済する義務を負います。

借金の保証人である親が死亡した場合、相続放棄で保証人としての立場を引き継がないようにするか、債務整理で請求された借金を減額することができます。

相続放棄すれば借金の保証人にならずに済む

保証人が死亡して相続が発生したということを知ってから3カ月以内であれば、相続放棄をすることで保証人という立場を相続しないという選択ができます。

ただし、相続放棄をすると保証人というマイナスの遺産の相続を放棄するだけでなく、死亡した人が残した財産というプラスの遺産も相続できなくなります。

相続放棄をするには、保証人が死亡してから3カ月以内に、保証人が住んでいた地域を管轄としている家庭裁判所へ「相続放棄申述」という手続きを行い、「相続放棄申述受理通知書」を受け取る必要があります。

相続放棄申述をするには、指定の用紙にあなたと死亡した保証人の氏名や住所などを記入し、相続放棄を希望する理由や相続することになっていた財産と負債(借金など)の情報を記入して提出すればOKです。

保証人という立場を相続してしまった場合は債務整理で借金を減額

相続放棄できる期間を過ぎて保証人としての立場を相続してしまい、借金をした本人が死亡または支払い不能になったときは、借金の残額があなたに請求されることになります。

この場合、弁護士や司法書士に依頼して債務整理をすることで、借金を減額または免除としてもらうことができます。

債務整理には任意整理・個人再生・自己破産という3種類の手続きがあり、最も簡単にできる任意整理では、借金の利息をカットして返済期間を60回払い程度に延長することで、毎月の負担を軽くできます。

個人再生では、借金の元本を5分の1程度に減額してもらい、35年かけて返済します。

自己破産では借金を0円にしてもらうことができますが、持っている財産を処分する必要があります。

まとめ

死亡した保証人の相続人になったことを知ってから3カ月以内であれば、相続放棄の手続きをして保証人としての立場を相続しないという選択ができますが、保証人が残した財産も相続できなくなります。

相続放棄ができる期間を過ぎてしまい、保証人に借金の請求がきた場合は、債務整理をすることで借金を減額または免除してもらえます。

債務整理には任意整理・個人再生・自己破産の3種類があり、弁護士や司法書士に依頼して行うことができます。